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最小必要寸法が決まっている、ヘッドスパサロン、ボディーエステサロン、アイラッシュサロンと付随するいくつかの機能を33㎡の中に組み込む、自由ヶ丘で営まれるサロンの拡張移転プロジェクトです。

 

必要な作業スペースや動線に対して、可動間仕切りによる可変性や、各部屋間の音の考え方、空調設備の効率的な配置等、すべてが最小限の空間を成立するための検討事項になります。コンパクトなスペースの中に、如何にスムーズな動線をつくりながら、クライアントのイメージに近付けることができるのか、小さな空間でありながら最小限にまとめるための総合的な計画が求められました。

 

斜線が印象的なファサードのスチール窓は客席の正面の壁に美しい影を落とします。この斜線の角度は、内部での作業内容と外部からの視線の関係性、エントランスの動線から導き出しています。細切れのフレームはリズムを生み、視線を分散させます。

 

小さな空間では一つの要素が全体に大きく影響するため、素材や色、スケールを綿密に検討しています。それらの要素の多くが小空間に共存することで、訪れる人がそれぞれ気になるところを見つけられるような、多様性のある空間になりました。

ウォールナットやオークの造作、真鍮の小物等、新しく設えたものたちが、躯体から感じられる時間の経過を受け入れ、サロンと共に変化していく事を期待しています。
 

東京都世田谷区
ビューティーサロン

竣工 2019年7月

設計 CANOMA 横山信介
施工 ハコリ

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Location: Setagaya Tokyo

Open: Jly.2019

 

 

Photographer: Tomooki Kengaku